みなさんこんにちは!
グループ代表の内山田です。
ブログを読んでいただきありがとうございます。
さて、2024年最初の海外出張は台湾となりました。
1月25日〜28日まで開催された「台北ゲームショウ2024」に出展した「勝利の女神 NIKKE」ブースでアルジャーノンプロダクトの商品を会場販売したのでその確認と取引先さんへの挨拶が目的です。
台湾は春節(旧正月)目前で街並みのムードも高まっています。
アフターコロナの昨年からイベントも盛んになっていますが、台北ゲームショウの熱気もものすごく高い状態で会場は歩けないほどの人の波でした。
自身としては初めての台北ゲームショウですが、幕張メッセ全体で開催される東京ゲームショウと比較すると、その半分ぐらいかなという規模感でコンパクトな印象です。
ただコンパクトとはいえ、「中華系大手ゲームメーカー」「現地代理店が扱う日本のゲームタイトル」「日本の大手ゲームメーカー」の大きく分けると3つのカテゴリーのメーカーがインパクトのあるブース展開をしているので密度は大変高いと感じられます。
特に今年は任天堂さんが出展しているので、海外展開の力のいれようも感じられてグローバルにタイトルが出揃っている雰囲気です。
「勝利の女神 NIKKE」のブースはまだ2年目のスタートアップのタイトルでもあるのか控えめな規模感の印象ですが、コスプレイヤーも参加したり、初日から売り切れるキャラクターの商品もあったりで終始賑やかな状況でした。
ブースに来場したユーザーのみなさんからのアンケートのフィードバックももらえたりで今後の展開に参考になる情報もいただけました。
ボードゲームのエリアも盛況です。
現地のメーカーの方とも挨拶をしたのですが日本同様にコミュニケーションツールのひとつの手段としても人気でマーケットサイズも広がっているみたいです。
現場の関係者のみなさんとの食事会の前に現地の百貨店などを巡る時間もあったのですが、昨年末にオープンしたポケモンセンターの人気ぶりにビックリしました。
平日の夕方でしたが店内から通路にかけて長蛇の列が出来ていて店内に入るまでに相当な時間を要しそうです。日本国内のポケモンセンターも人気ですが、海外の人気の高さもあらためて知る事となりました。台湾ではカイリュウが人気で店の入口にも大きいフィギュアがディスプレイされていました。
その流れで台湾のアイコンのひとつでもある101階建ての超高層ビル「台北101」へひさしぶりに足を運びました。
その展望台やギフトショップで見つけた商品がこちら。
台北101で限定販売しているBE@RBRICKです。
BE@RBRICKはご存知の通り世界的に展開しメディコムトイさんが発売する日本を代表するトイブランドです。
実はこの台北101限定のBE@RBRICKはコーディネートで僕も手伝わせていただいた商品です。
台湾で懇意にしている取引先から「TAIPEI101がBE@RBRICKを作りたい」との話を受けて僕に相談が来ました。
10年前ぐらいにアルジャーノンプロダクトで航空自衛隊の「Blue Impulse✖️BE@RBRICK」のコラボ商品を発売する際にクリエイティブでお世話になった方に依頼をしてプロジェクトがスタートしました。その方は長年BE@RBRICKの企画とデザインを手がけている方でエキスパートとして信頼があります。
今回の台北101とのコラボレーションも以前に建物のプリントを施した商品の実績があるため、今回は「台湾の文化との融合」というコンセプトで、台湾の「マジョリカタイル」をモチーフにデザインがスタートしました。
そもそもは大正初期から昭和10年代にかけて日本で生産されており、日本の統治時代に台湾の住宅の屋根や玄関周りなどに幸せを願って装飾されたらしく、その和製マジョリカタイルを展示する「台湾花甎博物館」より資料をもらってデザインの素材として使用しています。
日本と台湾の間に入ってディレクションする必要があり企画のスタートから納品まで1年近くかかった大変なプロジェクトでしたが、こうして現地でのディスプレイを見ると感慨深いです。
台北101での限定販売の商品ですので日本国内での販売はありませんが、ネット販売でも購入できるみたいですので、興味があったりBE@RBRICKのコレクターの方はぜひお求めになってみてください。
そのまま台北101の展望台に登ってみたのですが今回は終日小降りの悪天候にて霧に包まれた台北市街の光景が残念でしたが、次回の楽しみということにしておきます。
ということでなかなかに充実した台北出張となりましたが、そろそろ現地での展開も活発化したいと思っています。
円安の影響で海外旅行も気楽に行けないムードもありますが台湾は相変わらず素敵な国ですので興味がある方はぜひ遊びに行ってもらいたいです😊