カンボジア出張

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こんにちは内山田です!

 

先週末に仕事で懇意にしている方がカンボジアで活動をしている縁で、首都プノンペンで開催されるイベントの招待を受けまして、お手伝いと市場調査も兼ねて初めてのカンボジアに行ってきました。

 

カンボジアといえば歴史遺産のアンコールワットが有名ですが、日本との時差はマイナス2時間で気温は30度以上の夏の気候です。ちなみにアンコール遺跡のひとつでアンコール・トムという世界遺産もあります。

 

半袖シャツと7部丈のパンツでちょうどよい気温ですが、夜になると雷雲が通過して局地的な雨が降ります。訪問したタイミングは雨季の最後の時期らしいですが異常気象は東南アジアも同様で天候の変化も以前とは異なってきているそうです。

 

カンボジアの交通手段は「Tok-too(トゥクトゥク)」という客席付きバイクが有名です。

基本的には車・原付バイク・トゥクトゥクの3種類です。

道路は整備された幹線道路と舗装がされきれていない路地が混じっていますが、交通量に対して信号が整備されていないので交通網はカオスです。

 

車の渋滞の横を大量の原付バイクが追い越して、その間をトゥクトゥクが縫うように走ります。信号無視も適度に見受けられるので右折や左折のタイミングは職人技に近い対向車とのすれ違う光景を体験できます。

 

 

トゥクトゥクはゴルフのカートのバイク版のような感じですが、車両の年代や性能でスピードの差があります。遅いトゥクトゥクに乗ってしまうと原付バイクにばんばん追い抜かれます。のんびり市内観光するのであれば最適ですが、せっかちな自分はストレスを感じてしまいます。スピードが速いトゥクトゥクに当たると原付バイクに負けずの並走で風も心地よく少し早く到着するので得した気分になります。

 

移動手段の手配は完全なライドシェアです。
専用アプリを使えばすぐに配車できます。

いくつかあるアプリで今回使ったのは「Grab」です。

 

アプリを立ち上げて目的地と車やトゥクトゥクなどの車種を選んで自身の場所をタッチすれば近隣にいるがマッチングをしてすぐにきます。

 

マッチングして乗車した時点で登録している支払いで決済されますので運転手との交渉も不要です。目的地を選ぶ時に金額が表示されるのでぼったくられることもありません。
目的地の設定も現在地も車やトゥクトゥクもすべてGPSと地図に紐づいているので、常にリアルタイムです。

履歴を使えば目的地の選択も簡単です。

 

「待たない・並ばない・揉めない」のスマートシステムですが、日本はなかなかに環境や体質が問題なのかライドシェアの浸透は難しそうな感じですが、海外の人たちの日本の魅力といえばやはり「観光資源」に集中していますのでインバウンドの拡大を目指すのであればライドシェアの展開は必須だと思います。

 

カンボジアの通貨は現地通貨の「リエル」ですがほぼ米ドルが使えます。
現地ではスマホでのQR決済が浸透していて普通の買い物のほとんどがQR決済です。

 
このQRアプリは国内の銀行が発行していて現地の銀行口座がないと取得できません。
クレジットカードを使える店舗も大型のショッピングセンターやチェーン店などに限らているようです。

今回はクレジットカードが磁気不良を起こしてしまうトラブルがあり、度々支払いで詰まってしまい同行の方に立て替えてもらう状況となってしまいました。
交通系カードのようにチャージやデポジットの手段があるとよいなと思いました。

 

 

さて今回のカンボジア出張の経緯ですが、プノンペンのイオンでカンボジアと日本の国交70周年を記念した日本のサブカルチャーを紹介するイベント「KAWAII-CON 2023」を開催することになり、現地滞在の方々が声を掛け合って参加者を募る中で僕にも声がかかったという次第です。

 

そもそも「カンボジアにイオンがあるの???」というレベルからスタートしている訳でして、いわゆる「発展途上国の偏見あるある」的なイメージに満ち溢れているわけです。

 

実際に現地に行ってみれば道路にはメルセデスもポルシェも時にランボルギーニも走っていて、ところどころに超高級住宅地やコンドミニアムがあって、美味しいレストランもあって偏見どころかしっかりした環境が出来上がっているのです。

 

 

 

イオンの中には遊園地のようなアトラクションもあり、よく見るブランドショップも展開していて日本とも遜色ない訳です。

 

とはいえことカルチャーの部分は圧倒的に流通されていない状況です。ショッピングセンターやスーパーを見てもキャタクターに関わるものはほぼ見当たりません。一方、若い人たちのカルチャーに対する欲望は国を問わないようで、今回のイベントに参加している人たちに声をかけてみると、そのトレンドは多様かつ細心で、ネットのメディア環境をなんとかやりくりして情報を得ているようです。

 

今回のイベントの主催や関係者の尽力もあってコスプレやライブなどのステージもあり現地の人たちは大いに盛り上がっておりました。

 

 

 

 

 

この規模のイベントが開催されるのがカンボジア国内でも初めてのことらしく試行錯誤も大きくあったと思うのですが、いわゆるライブやイベントを経験したことがないという人がほとんどで貴重な体験と大きな出来事に参加できたと思います。

 

 

 

海外出張では現地の方々との出会いの話になるのですが、今回も現地で活動される方との多くの出会いがありました。

 

現地で環境保善などの活動をしながらイラスト制作活動をしているクリエイターやホテルやレストランのオーナーの方々、現地の子供達にサッカーのコーチングをして夢や目標を持たせる活動を行う20代の事業者など日本人の方々も様々な仕事で現地で活躍をされています。

 

今回のカンボジア出張で感じたことは「発展途上国」イコール「貧しい」というイメージがありますが貧富の差が激しくでていることと、カルチャーへの需要はますます大きくなる雰囲気があることです。

 

むしろ我が国のほうが「先進国」の踊り場から徐々に階段を下がり続けるような現状と将来像の中で、あらためて「評価」や「共感」をモチベーションにする環境を作らなければ、他国の方々から一目置かれる国になるのは難しいのではないかと思ったりしています。
オンラインも大切ですがあらためて国内・海外を問わず足を運ぶ経験が増えるとよいのではと思う時間となりました。

おまけ

カンボジアはおいしいビールの銘柄がたくさんあります!最高!

 

 

この記事を書いた人: sho_uchiyamada