台湾出張レポート

こんにちは！カフェレオグループ代表の内山田です！

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

さて、今週末は本年2回目の台北に行きました。

今回の訪台は進行上の都合でまだ詳しくお伝えできないのですが、台湾を代表する建築物と日本で超有名なフィギュアブランドのコラボ商品を手がけていまして、現地の担当者にサンプルの監修をお願いする事が目的です。

サンプルを国際郵便で送ってオンラインのミーティングかメールでもやり取りできるのですが、やはり現地でお互いの顔を見ながら詳細や状況を熱量を持って伝える事がコロナ禍が収まった後の戻すべき大事なプロセスだと思っています。

会えばカフェに行って雑談しながら今後の事を話したり次回の約束もできたりして、効率だけではない時間が生まれる事がオフラインの良さです。

その訪台のタイミングに「2023漫画博覧会」が台北市世界貿易センターで開催していましたので現地の取引先の方にアテンドしてもらい視察してきました。

台湾最大のサブカルチャーのイベントという事でまず来場者の人数にびっくり‼️

歩けないぐらいの人の波にコロナ禍麻痺から脱してきたとはいえ驚きの混雑と熱気でした。

日本のイベントと錯覚するぐらい日本の人気タイトルを扱う現地の出版社やライセンスエージェントの会社が出展していますが日本のメーカーも多く参加していました。

やはり「推しの子」「原神」などは日本と同様に大きい注目を集めていました。

感じるのは高い熱気です。

日本のイベント同様にそれぞれのブースに長蛇の列を成しているのですが最新の情報と商品を求めるのは国を問わず同じですね。

ただ情報のスピードはほぼ同じ中で商品供給のスキームも同じにしていかなければならないと感じました。

以前との大きい違いを感じたことは、今までは日本で発売している商品の輸入を中心とした販売が、現在は現地のライセンスエージェントが中心となって現地のメーカーが商品を製造して販売している事です。

まだ品質や素材などで日本製との違いを感じる商品もありますが、価格に関しては当たり前ですが輸入品よりも安いわけで価格の優位性もあります。

帰国日の途中で立ち寄った忠義新生駅近くで以前からアートイベントな活発に行われてる華山1914文化創意産業園区では「進撃の巨人」「チェンソーマン」「カナヘイ」などさままなポップアップストアが展開していてたくさんの人たちで賑わっていました。

(横浜の赤レンガ倉庫の各エリアでアニメやゲームなどのポップアップストアをイメージするとわかりやすいと思います。)

日本国内も当社が扱うキャラクターグッズは既存の販売店での供給からECやポップアップストアやイベントなど商流が多様化する中でより限定色の強い商品にニーズが集まる傾向があります。

それは海外も同様で普通に店舗に並んでいるよりも限定感がある商品に価値が高まるのは同様です。

エンジェルの大谷選手のグッズを買うのは日本で買うよりも現地のロスで買った方が同じ商品でも思い入れや価値があるように、日本のタイトルは日本で買った方が「価値」がある。これがインバウンド需要の本質だと思います。

ただ簡単に海外に行けない人も多い中でそのニーズにどういう形で応えるかが、まだまだ当社の課題で可能性を持ったテーマだと人並みに流されながら考えていました。

より作品性を活かしながら日本らしい素材を活用した商品を集めていくことも意識していきたいと思っています。

もうひとつの発見は日本の商品が集約されて供給されているという事です。

どういう事かというと、コロナ禍前あたりは出張する時に「抹茶味のお菓子」「有名なチョコレート」「目薬などの医療品」などが日本のお土産で喜ばれたものですが、台北で開店したドン・キホーテさんに行けば少し価格は高いのですがほとんどの日本製の商品が豊富に購入できる環境ができています。

実際に店内は多くの現地の方でごった返していて、むしろ日本のスーパーよりはるかに充実している状況です。日本の方も台北に行かれた時はぜひ足を運んでみるとよいなと思います。

話は少しそれてインバウンドという言葉が出ましたが、当社グループの日本卓上開発にて奈良のエッチング加工の取引先に製造をお願いした「刀剣柄」と「東京タワー」をモチーフとしたメタルブックマークという商品を8月下旬に発売することになりました。キャラクター商品ではないのですが、まさに「Made in Japan」の商品です。