「望月けい画集発売1周年POP UP STORE」開催

僕が起業した20年前の頃も人気のクリエーターはたくさんいて様々なシーンで活躍していましたが、まだインターネットやSNSが現在のように普及していなくて、おそらく原画集や同人のコミュニティなど発表の場も限られていた頃だったと思います。

まだ企業案件いわゆる商業キャラクターとのコラボレーションなどの企画は企業側が案件自体に話すら受け付けてもらえないような頃で商業のイラストレーターと個人のイラストレーターは大きく線引きされていた感があります。

10年ぐらい前からデザインフェスタやpixivなどで個人のクリエイターの表現の場が一気に増えて、ゲームメーカーのカード系ゲームのイラストやYoutubeで活躍するクリエイターとの協業などの発表の場が増えてSNSを通じてファンが支持していくことで個人のイラストレーターはもはや商業イラストレーターよりも著名で影響力を持った方もたくさんいます。

若くても発想や技術やスタイルが確立されている人たちが表現できる場がたくさんできることは素晴らしいことで日本のクリエイターが世界に向けてもっと活躍できる環境は日本のポップカルチャーの更なる発展にも不可欠なことだと思っています。

前掲のように僕自身も当時のサブカルチャーのクリエイターに発表の場を提供したくともなかなかうまくできなかった苦い経験から以前運営していた「ブックマーク浅草橋」のような自身で手掛けたギャラリーでも僕たちの売り上げになるだけの「物販イベント」ではなく『「クリエイター」と「ファン」をつなげ楽しんでもらえる場所』を提供することを前提にその延長に商品があることをスタッフたちにも強くお願いをしていました。

前置きが長くなりましたが、当社グループ企業のアルジャーノンプロダクト主催で本日よりイラストレーターの望月けいさんのイベント「画集発売1周年POP UP STORE～何も知らなかった人へ～　in ロフト」が開催しました。