夏になると、何だか無性に辛いものが食べたくなります。
辛いものを食べると、汗がどばどばでますから「ただでさえ暑い夏になんでわざわざ?」と言われますし、自分でも「なんでわざわざ?」と思います。
でも、食べたいのだから、しょーがない。
どうやら、辛いものを食べて汗をかくことにより、皮膚の熱が奪われ、体温が下がる効果があるらしい。さらに、辛い=刺激物は食欲を増進させるので、夏バテ予防にも効果があるらしい。なんとまあ、理に適っている。
ということで、行ってきました。憧れの劇辛へ。
平日の夜にもかかわらず、店前には二十名程の行列がありました。すぐに食べられると思ったので、驚きながら最後尾に並びます。
蒙古タンメン中本といえば、いまさら何を言うまいというほどの超人気有名店ですが、実はお店へ行くのは初めてです。とはいえ、セブンイレブンのカップ麺verを食べていたので、初対面ではないはずなんですが、並んでいるあいだは、なぜかずっとドキドキしていました。
三十分ほどして、順番がきました。店内に入ると、テレビで見たのとおなじような、店員さんたちの元気な声がします。すぐにカウンター席へ促され、お冷でのどを潤し、紙エプロンをつけ、いまかいまかと待ちわびます。並んだおかげで、お腹はじゅうぶんにペコペコです。
「お待たせしましたー!」
あ、赤!!!!!!!
すごい赤!!!!!!!!!!!!!!血の池地獄!!!!!!!
色のインパクトが大きいのですが、もう香りが本当においしそうでおいしそうで、鼻孔をくすぐられます。気持ちが声に出てしまった私に、「おいしいですよ~😁」と店員さんが応えてくれたので、さっそく箸をのばしました。
まずスープ。
一口飲むと、UMAI✨がすごい勢いで駆け抜けます。その後すぐKARAAAAAAA🔥の大群がやってきて、見渡す限りあたり一面を一気に埋め尽くされました。
これでもかという唐辛子。もはや唐辛子を飲んでいるといってもいいでしょう。でもその隙間から、たまにUMAI✨が顔を出すのだから、私はまたUMAI✨に会いたくて会いたくて仕方なくて、一口一口とスープをいただきます。寄せては返すKARAAAAAAA🔥の波。
そして麺。非常にボリュームのある、太麺。
スープという名の唐辛子の衣装をまとった様子が輝いて見えます。すすってしまうと、唐辛子が喉に張り付いてしまうので、気を張りながら、少しずつ口へ運びました。唇はいつのまにかしびれていましたが、箸もレンゲも止まりません。
あ、うまっ・・・からぁっ!!あ、からぁっからっ・・・・・・うまぁっー!!
辛いって美味いって最高で最強だってえ!!!!!!!✨🔥🔥✨🔥
刺激された細胞たちが一斉に動き出し、結局、完食まで一気にいきました。めちゃくちゃごちそうさまでした。
またそのうち行きたいなあと思いながら帰路につきましたが、真夏の夜風が気持ちよかったのを憶えています。
そして三日後、セブンイレブンのカップ麺ver北極を食べました。やっぱり夏は、辛いものを無性に食べたくなるみたいです。